音楽記号にCodaという記号があります。最終部という意味です。to Codaという記号によって、Coda記号まで飛ぶことを指示します。Coda schoolでも小中高生から大学院まで飛んで学ぶ、to Codaしよう!と名付けました。
京都工芸繊維大学デザイン建築学課程卒業
舘岡浩志


【小中高生のための大学院 Coda school】
自ら問いを立て、調べて、分析し、論文にまとめて発表する。
正解を探すのではなく、自分の答えを創り出す。
それが「研究」です。
Coda schoolでは、2年間の本格的な研究プロセスを通じて、小中高生が「研究者」になっていきます。
大学院で取り組まれる本格的な研究活動を通じて、
これからの時代に求められる「実践的な力」を育みます。
▶︎問いを自ら立てて、研究するという「主体性」
▶︎既知の事実を紐付け、広げ深める「発想力」
▶︎物事を体系的に整理し、矛盾や飛躍のない筋道を立てる「論理的思考力」
▶︎問いを明らかにするために、諸課題を乗り越えていく「問題解決能力」
▶︎自分の意見を他者に伝え、納得させるための「プレゼンテーション能力」
これまでの
研究活動の分類
Coda schoolでは、小中高生の興味関心・
問題意識を起点に、一から研究テーマを設定します。
どのような分野でも、大学生・大学院生の講師と協力しながら、自分の知的好奇心を研究に昇華させていくことができます。
「この教科って将来役に立つの?」
そう思ったことがある人は多いはずです。
Coda school は、5教科の知識が研究をするために活きてくると考えています。
・英語ができると海外の資料や論文が読める
・数学は統計やデータ分析に不可欠
・国語は読む力・書く力の土台になる
・理科で学ぶ対照実験は、比較研究の基本
・社会は現実の課題を理解するヒントになる
本格的な研究活動を通して「なぜ学ぶのか?」という問いに、自分自身で答えを見つけ、
学校やご家庭での「学ぶ姿勢」に好循環をもたらします。

協働とは、各々の得意なことを活かしながら、力を合わせて取り組むこと。
小中高生がひとりで研究を進めるのではなく、大学生・大学院生の講師、
ときには大学教授や専門家とも協力しながら研究します。
これがCoda schoolが採用する「協働研究」です。
研究活動は、総合型選抜入試において大きな強みとなります。
面接試験では、Coda schoolで取り組んできた研究について伝えることが可能です。
また、論文や研究ポスターなどの研究の成果物を提出することもできます。
自ら問いを立て、探究し、表現する経験は、実際の大学でも求められている力です。
月2回のゼミ活動と小中高生自身の興味関心から始まる疑問や問題を深く考え、先行研究の文献調査、ディスカッションをしていきます。
研究ポスター発表や、研究ノートの作成、2年次からは論文を書くことまでを目指します。
実際の論文も検索の仕方から学ぶ。難しい内容ですが、全部読める必要はありません。分野が違えば大学院生でも読めません。わかるところだけでいいのです。読もうとする姿勢、論文を検索した経験、論文を通じて、自分(生徒)たち用に加工されていない情報で社会を知ろうとすること、理解できるところを参考にしようとする姿勢に価値があります。
学び方<1>
「何を研究するか」を決めていきます。ブレインストーミング手法で関心を洗い出し、KJ法に基づいて付箋を使って整理してみる。探究したいことから始まるかもしれません。明らかにしたいことをみつけたら、研究計画を立てるところから始まります。講師のサポートとともに、あなただけの探究・研究テーマを見つけます。
学び方<2>
テーマが決まればいよいよ研究活動開始。実際の研究で用いられる手法を大学院生に教えてもらいます。さらに、小学生でも論文に触れます。観察する・インタビューをする・アンケートをとるなどの中から適した手法を選び、テーマについて研究活動を行います。
学び方<3>
最後に、研究の結果を発表します。大学生も、大学院生も、大学教授も参加します。保護者さんもぜひご覧ください。発表の方法もポスター発表やパワポを使った発表など大学院と同様の手段で行います。研究の成果を参加者同士で共有し、指摘しあってより良い発表を行いましょう。
同志社大学大学院修士課程・博士課程の大学院生や京都大学・京都工芸繊維大学の大学生が中心となってサポートします。少し上のお兄さん・お姉さんが、丁寧に教えてくれるので、難しいことにもチャレンジできます。
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